通信制看護学生 看護師国試前の不安 ⑤何度見ても覚えられない

看護師国試対策

こんにちは、cocoです。

今回は「看護師国試前の不安」の最後ですが、「看護師国試前の不安➄ 何度見ても覚えられない」ことについて書いていきたいと思います。

何度見ても覚えられない理由を考察してみる


私の場合ですが、脳神経と内分泌の分野でこの「何度見ても覚えられない」状況に陥りました。

使用していたレビューブックは何度も見ましたし、過去問題集のクエスチョンバンクも何度も解きましたが、覚えられないのです。

他の分野だと回数を重ねるごとに記憶にも定着してくるのに、なぜこの2つの分野(脳神経、内分泌)は何度見ても覚えられないのか、これはきちんと分析しないと看護師国試本番でこの分野の問題が出たら解けないと思い、自己分析してみました。

冷静に考えてみると、理由が2つありました。その対策をどうしたのかも紹介していきます。

何度見ても覚えられない理由➀ 苦手意識が強すぎる


脳神経や内分泌の問題が出題されたとき、もうそれだけで「あー分からない」と思ってしまっていました。「パブロフの犬」状態です。

「脳神経や内分泌=苦手」という図式が頭の中で出来上がっていました。

「苦手である」ということに意識が向いていて「なぜ苦手だと思うのか?」「じゃあどうすれば覚えられるだろう?」という前向きな思考にならなかったため、何度見ても覚えられないという結果になってるのではと分析しました。

苦手意識が強すぎることへの具体的な対策


では具体的にどんな対策をとったのかというと「とことん掘り下げる」ということをしました。それまで「苦手」と大まかに思っていたことを徹底的に掘り下げました。「何が苦手なのか」ということの掘り下げです。

例えば脳神経の分野では

・そもそも脳神経の分類がよくわかっていないから苦手
・12対覚えられていない(それぞれの神経の働きも覚えられていない)から苦手
・障害された時の症状が覚えられないから苦手
…と、細かく掘り下げていきました。

で、掘り下げていくと、あることに気がつきます。
それは、なぜ脳神経を覚えないといけないのかということです。

看護をするとき、その人の脳の損傷部位から起こる機能障害に対して看護をします。

✓この部位が障害されていると、こういう症状(麻痺等)が出る
✓実際の患者さんの状態をリスクも含めてアセスメントする
✓リスクを回避し、またADLが改善するような働きかけをするにはどうすればいいかを考えて計画立案し看護実践する
✓実践した看護について評価し、計画の追加・修正を行っていく

つまり解剖生理を学ぶのは全て看護のためだという初歩の初歩に気づきます(遅い)

脳神経を理解することと看護が結びつけられていないから、なかなか覚えられないのだなと思いました。

そこからは、解剖から看護まで結びつけて覚えるようにしました。そうすると今まで問題を見た時にまず「苦手」と思っていたのが、「なにについて問われているのだろう?解剖?検査?治療?看護?」と思うようになり、「パブロフの犬状態」からは脱却しました。

なので、とことん「苦手」を掘り下げていくことは、自分の中の苦手意識の改善につながると思います。

何度見ても覚えられない理由➁ 覚えようとしていない


これは、まとめることに必死になって覚えようとしていないということです。

レポートの時にすでに大失敗しているのですが、当初は「まとめる=勉強している」と思っていたので、指定図書を読み、要点やキーワードを書き出してWordにまとめていました。自分なりに「これが要点だろう」と考えながらまとめていたのもあって、がっつり勉強したと思っていました。

でも、ある時ふと思うところがあって、内容をWordにまとめ終わったその場で目を閉じて、その内容を思い出そうとしました。

ところが自分で全く思い出せなかったのです。自分で「キーワード」だと思って抜き出した言葉さえも出てきませんでした。

まとめることで勉強して理解した気になっていて、覚えようとはしていなかったからだなとわかりました。Wordに綺麗にまとめることよりも、覚えようとすること、outputすることに意識を向けることが必要なのだと分析しました。

覚えようとしていないことへの具体的な対策


では具体的にどんな対策をとったのかというと、「目を閉じて思い出すようにする」という方法を取り入れました。まとめることに意識が向いていましたが、outputをするようにしたのです。

レビューブックは内容は簡潔過ぎる部分もありますが、要点をまとめてくれています。なので
✓その部分を読む
✓目を閉じて、何について書いてあったのかを思い出す(質問形式にしてみるともっとよい)
✓思い出せない、もしくは質問に答えられなければ、その部分をもう一度読む

これの繰り返しで覚えました。

1つ例に挙げると、脱水の種類について書かれている部分を読むとします。(不足している情報や理解が得られない時は調べて極細ペンで書き込んでいました)

最初は読んで理解できたと思っています。なるほどなと思います。

そこで目を閉じて、例えば「じゃあ低張性脱水とは?」と自分で問うのです。

本を見ないと、定義などをきちんと答えらないことが本当に多いなと気づきました(答えられないということは、本番で問われた時に思い出せないということになります。)

こうやって自分でoutputするようにして覚えていきました。

もちろん書いて覚えたこともたくさんあります。

それは図です。特に解剖です。これはイラストを簡単にでもいいので書くことで覚えました。

おわりに


両方の具体的な対策について言えるのですが、やはり回数は増やすことが求められます。

この2つの具体的な対策を意識して実践するようにしてから、レビューブックで脳神経や内分泌を見ていると「あぁ!こういうことか!」と実感することがありました。

最初に苦手意識があるので、自己分析するだけでも変わってきます。

また私が挙げた2つ以外にも、自己分析した結果に基づいて対策を考えていけば解決に近づきやすいと思います

あとは回数をしっかりこなしていけば、苦手分野の克服も遠くないと思います。

よかったら参考にしてみてくださいね。

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