こぼれ話 通信制看護課程で学んだことは、看護学だけではない

こぼれ話

この数日間blogを少しお休みして、問答をしていました。自分に対してです(笑)
こういう時間が私はとても好きです。
どんなことを考えていたかというと、自分にとっての環境のことを考えていました。いい時間でした。

通信制看護課程の2年間でも、「自分にとっていい環境とはどういうことか」「自分にとって居心地のいいやり方はどういうことか」「どういう勉強法が自分にとって合っているのか」という【自分との向き合い方】を在学中の2年間で考え、気づき、学んだと思っています。

環境は大切


私がこのように考えたり、気づいたり、学んだのは皮肉にもプレカレッジや入学式後の説明で先生方に言われた「友人をたくさんつくっておいた方がいい」という言葉です。

皮肉にも」というのは、当初この言葉を鵜呑みにし(こんな表現でごめんなさい)、この言葉通り友人を持つことができたのですが、自分が学習していくには苦痛と感じることが多かったからです。

なので、「この苦痛を取り除くにはどうすればいいのか」「自分にとってどんな勉強の方法がいいのか」「どういう環境が自分に合っているのか」とよく考えるようになりました。

先生が友人づくりをすすめる理由


その理由も、分からなくもないです。それは、通信制課程の学習形態によると思います。

全日制とは違い授業も少なく、特に最初の1年の大半は、スクーリング期間以外はひたすらレポート提出と修了試験の繰り返し。しかも進級がかかったレポート・修了試験なので、プレッシャーもあります。

ここで進級できるように、心折れそうになっても友人がいれば「独りではない」と辛い時に励みになる、「みんな頑張っている」と切磋琢磨しあえるからというのが友人をつくった方がいいという理由です。

しかし、通信制看護学生の数だけ個性はあり、大半の学生には当てはまるかもしれませんが、私には全く当てはまりませんでした。

自分には合わなかっただけ


だからといって、孤独で頑張れと言っているのではないのです。大事なのは、「自分とってどういう学習方法がいいのか」「今の環境はいい環境なのか」と自分と向き合うことだと思っています。

友人がいた方が、愚痴を言い合いながらも励ましあって頑張れるのか、それとも、1匹狼で勉強する方が孤軍奮闘で頑張れるのか。こればかりは自分で自分に聞くしかないのです(笑)そして、合わないと思ったら方向転換すればいいのです。

方向転換してどうなったか?


私は自分と向き合い、考えた結果、「自分にとって居心地が悪いと思う環境」から離れました。

成績は、もちろんいい環境だったので上位でした。(←自慢ですみません)一匹狼だから成績が悪い、孤独な人は励ましあえないから、勉強も進まず、卒業できないとは思いません。むしろ集中できた結果、成績も上位だったし国試の点数もかなりよかったと自負しています。

※誤解のないように言っておくと「一匹狼」といっても、実習スクーリング等のグループワークで必要な協調性は大事にしていました。(話し合いには積極的に意見も出し、「協力しない」「自分のレポートを話し合いの最中でもしている」なんていう自分勝手な行動はしませんでした。)

友人がいない方がいいとは思わない


友達をつくった方がいいという先生方の意見も、今までの学生の大半の意見を踏まえてというのもあると思います。それを否定する気はありません。
そして、私自身も当初付き合いのあった友人が悪いとは思っていません。これまで自分と向き合っていなかったために、どういう環境で自分が苦痛を感じるのかに気づいていなかったというだけです。

もし常日頃から自分の気持ち、自分にとっての居心地の良さ、自分にとって適した環境が分かっていれば、いくら先生が「友人をつくった方がいい」と言っていても、わざわざ励ましあうための友人はつくらないと思います。
(※各論実習・実習スクーリングが始まると、一緒になったメンバーがその都度増えるので、仲良く話せる人はたくさんできました。打ち上げで飲みに行くようなお付き合いもありました。)

そして今は、もし何か継続して学習が必要になった場合でも、絶対に一匹狼でいると断言できます。その勉強方法が自分には合っているからです。

そういう自分の感情(居心地がいいとか悪いとか)に向きあって気づけたこと、そして行動したことは、その後の自分の行動にも大きく影響しましたし、これこそ通信制看護課程で得られた大きな宝だと思っています。

一匹狼でも大丈夫!卒業できますし、国試も合格できます!でも努力は必要です(笑)

先生の最初の言葉では本当に不安を感じる人も多いと思います。大変だ大変だと脅されますし(笑)、実際本当にレポートに追われる時期もありました。国試前の勉強は不安もありました。それを乗り越えるには、やはり努力は必要です。

しかし、どんな状況であっても自分と向き合って、いい環境を選択していくことが出来れば結果はついてくるし、今後きっと役に立つし、いい生き方にもつながると思います。

これは神戸常盤の学生でなくとも、通信制課程の看護学生みんなに伝えたいなと思うくらいです。
自分を大事に、自分に耳を傾けて、いい環境で勉強に取り組んで欲しいと思います。

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