通信制看護学生が実習でしてはいけないこと

1年

こんにちは。cocoです。

今回は通信制看護学生がしてはいけないことについて、自分の体験から得られたことを書いていこうと思います。

実習でしてはいけないこと


通信制看護学生がついついやってしまいがちで、でも絶対にしない方がいいことがあります。
(実習のオリエンテーションの時にも言われることがあります)

それは「間違いを指摘してはいけない」ということです。

いや、それよりも「間違いを『その場で堂々と』指摘してはいけない」のほうが当てはまりますね。

これには、私は2つの理由があると思っています。

間違いを『その場で堂々と』指摘してはいけない理由➀ 実習しずらくなる


1つ目の理由は
実習しずらくなる
これに尽きると思います。

看護学生は
✓実習している
のであって
✓実習させてもらっている
というのは、今の時代には合っていないと思います。

へりくだる必要は全くないと思っています。
学生=弱者ではありません。

しかしたとえ指摘が正しいことであっても、指摘の仕方によって実習はやりずらくなるのです。

堂々と指摘すると、どうなったか?


私が経験したことですが、6名ほどの実習メンバーで、2人1組に分かれてそれぞれ実習先の各病棟で実習する機会がありました。

その時にペアの子が
「これ、正しい方法?」
「こんな方法で、いいの?」
という言い方で指摘をしました。(このタメ口がまずダメですね…)

間違ったままでは「患者さんにとってよくない」と思ったのでしょう。
(実際私も気になったことですが)

しかし、それを聞いた看護師(実習指導者ではない)の顔はみるみるうちに引きつりました。

私も真っ青になりそうでした。
(まず患者さんを不安にさせてしまうでしょ…そして言葉遣いよ…あれだけ先生に言われたのに…)

たとえそれが正しいことであっても
「『その場で堂々と』指摘するような仕方(今回の場合は+タメ口ですが)」をされると相手もムキになることがあります。

そうするとどうなるか。

その後の実習がとてもやりにくくなったのです。

私の上記のケースでは、指摘する前までは

✓事前に見たいケアを報告
✓ケアの時に声をかけてもらう

というやり方でしたが、ケアの時に声をかけてもらえなくなりました。
(そして姿も見せてくれなくなりましたとさ…)

しかしケアを見せてもらわないと、記録に書くことができません。
必死で病棟内を駆け回り、ケア担当者を探す旅に出る羽目になったのです。
(大変困ったので(学生の指摘の仕方もいけなかったことを含めて)大学には報告しました)

ではどうすれはいいか?


「実習がやりにくくなるから指摘しない」というのは間違った考えだと私も思います。

ここは「実習している」ということを忘れず+大人の対応をみせることです。

大人の対応とは、相手に恥をかかさないようオブラートに包んで言います。

「大学ではこういうふうに習ったんですが、病院によってやり方が違ったりしますか?」
といったように、比較検討するのも1つの方法です。
(勉強したこともおのずとアピールできる)

この大人の対応ができるかどうかが、経験年数の違いだと私は思っています。
(若い看護師を育てるのも通信制看護学生の役割と自分に言い聞かせ(涙))

※本当に命に関わるような間違いなら絶対に即!指摘します。
 (例:点滴シールの名前が患者さんの名前と違う等)

間違いを『その場で堂々と』指摘してはいけない理由➁ 後輩のため


間違いを『その場で堂々と』指摘してはいけない理由の2つ目が、今後の後輩のためです。

自分たちが実習できるのは、
通信制課程の先生方が直接病院と交渉したり、また卒業生が師長になっている場合などは実習をお願いして引き受けてくれていることもあります。
(それをしてくれて当たり前だと思わないのが大人)

そして、これまで先輩方がきちんと実習をしてきたからこそ、私たちも断られずに実習でき「准」のつかない看護師になれました。

しかし間違いを堂々と指摘したがために、生意気だと判断されたり、私たちの態度が悪いと判断されることも残念ながらあるのです。

「担当者が未熟なだけじゃないかー!(-“-)そんな病院、こっちからお断りだー!」と思うかもしれません。

でも次年度から実習をお断りされたら、後輩は1つ実習病院を失うことになるのです。
(これが通信制看護学生の立場の弱さでもあると思います。)

実習ができないと、通信制課程自体の存続にも関わってきます。

もちろん、ひどいところもあります。本当に意地悪な実習指導者さんもいます。
そういった「こちらに非がない場合」はきっちり大学側に報告して改善を求めることもできます。
頑張って乗り切ってください。

ですが通信制看護学生の言動が悪い(例:実習先の看護師さんにタメ口で話す ナースシューズを忘れる等…)と
「実習にくる学生の態度ではない」
と次年度の実習を断られることもあるそうです。

それはやめましょう…。
(これは実習に行く前にオリエンテーションでも何度も言われます)

おわりに

自分たちだけが実習できればいいのではありません。

今後医療はますます高度になり、また幅広い分野での看護師の活躍が期待されます。
求められるニーズは間違いなく高まります。

それでも「潜在看護師」という言葉があるように、ハードな勤務のため辞めたままの看護師が多いのです。

だからこそ「准」のつかない看護師をこれから目指す後輩のためにも、大人の対応をし「間違いを『その場で堂々と』指摘しない」を実践して欲しいなと思います。

よかったら参考にしてみてくださいね。

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